太陽光パネル(ソーラーパネル)の選び方を簡単に解説!

住宅に太陽光発電を導入することを決めたとき、まず迷うのが「どのメーカーの太陽光パネルにするか」ということなのではないでしょうか。

出力、色、大きさ、重さ….etc
判断基準をあげたらキリがありません。

そこで、この記事では、太陽光パネルを選ぶにあたって「特に重要な3つの項目」について解説していきます。

この項目をもとにした「太陽光発電パネルメーカー比較ランキング」も実施していますので、興味のある方は是非見てください!

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メインは『kW単価』で選ぶ

kw-cost

太陽光パネルを選ぶときに何か一つを基準とするなら、「kW単価」を基準とするのがお勧めです。

その理由は簡単です。

まず、「太陽光パネルの機能とは何か」を一言で表すと「発電すること」になります。そのため、「同じ価格でもできるだけ発電できるパネル」「発電量が大きくてもできるだけ安いパネル」が優秀なパネルといえるでしょう。

そして、この「発電量※と費用の比」を表したものが、「kW単価(キロワット単価)」です。kw単価が低ければ低いほど、より小さい費用で、よりたくさん発電ができる太陽光発電になります。

【kw単価】価格発電量
高い高い少ない
低い
★いいパネル★
低い多い

そのため、「kW単価」に注目し、kW単価が低いものを選ぶことが、最も基本的なパネルの選びかたになります。

※正確には「発電量」ではなく「発電容量」ですが、同じ屋根であれば太陽の日射量は変わらないため「発電量」と同じ扱いで問題ありません。

良く用いられる『kW単価』の注意点

さきほど参考になるといった「kW単価」ですが、1つ注意したいポイントがあります。それは、「同じ容量で比較されたkW単価なのか」ということです。

すべての見積もりが終わった後でなら、違う容量で比較しても問題ありません。しかし、簡易的にHPに書いてある価格については、「どの容量で?」という疑問を働かせるようにしましょう。

その理由は、大きい容量のほうが「kW単価」を安く見せることができるからです。

費用内訳

パネルや架台・ケーブルは、設置容量に比例して増加します。しかし、パワコンや接続箱、工事費は多少の増加はありますが、容量が倍になったからといって費用も倍になるケースはほとんどありません。

つまり設置容量が大きくなればなるほど、kW単価は安くなります。

個別の住宅の見積もりを複数社取る場合は問題になりにくいですが、ネットやバナー広告に「16万円/kW!!」と記載されているケースは、それが何kWを基準にしているのかを確認しましょう。

価格を安くみせるために6kWや7kWなど、平均的な一般住宅の場合よりも大きめの容量をベースに算出していることもあります。

サイトAとサイトBの太陽光パネルどちらがいい?

●HPの価格をそのまま参考にした場合↓

容量kW単価
サイトA4kW20万円/kW
サイトB7kW16万円/kW
kW単価が安いのは、「サイトB」

●実際の設置容量にしたとき

容量kW単価
サイトA5kW19万円/kW
サイトB5kW20万円/kW
kW単価が安いのは、「サイトA」

kW単価で選ぶときには、注意するようにしましょう。

『変換効率』は、kW単価がわからない時に使う

変換効率

ソーラーパネルを選ぶ基準として、パネルの「変換効率」がもてはやされてますが、これはあくまでkW単価がわからないときの参考にするとよいでしょう。

変換効率とは、太陽の光エネルギーをどれだけ電気エネルギーに変換できるかを表します。計算式としては、以下の通りです。

変換効率(%)=交渉最大出力÷パネル面積÷入射太陽エネルギー×100

そのため、変換効率とは、「kW単価の一部を表している」ものです。よって、「kW単価がわからない」「価格が同じ2枚のパネル」があれば、変換効率が良いパネルを選べばいいことは間違いありません。

注意したいのは、以下のような場合です。次の2つのパネルを比べたとき、どちらのパネルを選べばいいでしょうか?

1.「5kW」「100万円」「変換効率が高い」パネル
2.「5kW」「100万円」「変換効率が低い」パネル

この2つを比べると、両方ともkW単価は100÷5=「20万円/kW」となります。

番号kW単価変換効率
120万円/kW高い
220万円/kW低い

さて、どちらを選ぶべきか。その答えは、「1でも2でもどちらでも構わない」になります。

変換効率が高いとたくさん発電をしそうですが、実は、先ほどの条件ではこの2つのパネルの発電量は「全く同じ」です。

番号kW単価変換効率発電量
120万円/kW高い同じ
220万円/kW低い

さきほどの図をもう一度見てみましょう。

kW単価には、すでに変換効率の情報も入っています。そのため、もしも価格やキロワット単価が同じなのであれば、発電量は同じということです。

そのため、「kW単価は低いけど、発電効率は高いですよ!」と言われても、「いやいやそれでは何の意味もないではないですか…」ということになります。

もしもkW単価が同じ時に比較するなら、次に説明する「信頼性」などを重視するのがよいでしょう。

・まず大事にするのが「kW単価」
・kW単価がわからない時に利用するのが「変換効率」
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後悔

同時に考えたい「メーカーの信頼性」

握手

kW単価をみれば、太陽光発電で最も大事な「発電量」と「価格」の関係を見ることができます。しかし、太陽光パネルは大きな買い物です。発電量の他に、「信頼性」も重要な要素となります。

太陽光パネルは、様々なメーカーが製造しています。ここでは、そのメーカーの信頼性を確認するのにおすすめなポイントを簡単にご紹介します。

太陽光パネルシェア

もっとも簡単に信頼性を確認する方法は、客観的な「実績」のデータでしょう。

たとえば、世界の太陽光パネルの出荷量のデータが報告されており、2019年の出荷量ランキングは以下のようになっています。

順位メーカー
1Jinkosolar
(ジンコソーラー)
中国
2JAsolar
(ジェーエーソーラー)
中国
2Trinasolar
(トリナソーラー)
中国
3Canadiansolar
(カナディアンソーラー)
カナダ(製造は中国)
4LONJI Solar
(ロンジソーラー)
中国

太陽光発電にあまり興味のない方にとっては知らない企業ばかりかもしれませんが、世界ベースでみると上位の多くを中国の会社が占めています。

逆に日本のメーカーは、世界規模でみるとトップ10にも入っておらず、日本よりも中国のほうが太陽光発電においては先進国と言えます。

「海外メーカーのほうが高機能でコストパフォーマンスが良いらしいけど、信頼性はどうなの?」という方は、このような実績データを参考にするとよいでしょう。

客観的なデータを見てみよう

そのほかにも、パネルを選ぶ参考になる様々な客観的なデータがあります。

  • 企業規模
  • 評価機関の信頼度
  • 保証期間

これらのデータを比較してみることで、パネルの決断ポイントがより明確になるはずです。最新の客観的なデータを別記事ですべてまとめていますので、まずは比較してみて下さい。

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太陽光発電

本当は「利益=収益-費用」で選びたい

利益

太陽光パネルを選ぶ1番のポイントとして「kW単価」を挙げました。

しかし、この「kW単価」で選ぶのは実は簡易的な方法です。

kW単価で選ぶと、手っ取り早くパネルが比較できます。しかも、ほとんど失敗しません。そのため、はじめて太陽光発電をはじめる人や、細かい違いは気にしない人は、kW単価で選ぶことをお勧めしています。

ただし、もしもあなたが「正しい太陽光パネルの選びかた」をしたいのならば、本当は「kW単価」ではなく、「利益」で選ぶのが正しい方法になります。

発電量が2倍のとき収益が2倍とは限らない

その理由の1つ目は、発電量と収益は、かならずしも一致しないからです。具体的に次の例を見てください。

パネルAパネルB
kW単価20万円/kW
発電容量5kW10kW
費用100万円200万円
節電+売電収入200万円300万円
利回り+100%+50%
  • パネルAとパネルBでは、kW単価が同じ
  • パネルBは発電量量(発電量)が2倍
  • 節電収入+売電収入は1.5倍
  • 結果「利回り」はパネルAが優秀

太陽光パネルの機能は確かに「発電をすること」ですが、発電量が2倍になっても、売電収入や節電収入がそのまま2倍になるわけではありません。

そうなると、kW単価が同じでも、利回りが異なる結果になってしまいます。このような場合には、「kW単価」だけでみてはいけないことになります。

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利回りで選ぶのか?利益総額で選ぶのか?

もう一つの理由は、kW単価だけでは「利益総額」はわからないということです。

たとえば、次のような2つの太陽光発電があったときに、どちらのプランがいいか選んでみて下さい。

パネルAパネルB
kW単価20万円/kW24万円/kW
費用50万円100万円
節電+売電収入100万円160万円
利回り+100%+60%
利益総額+50万円+80万円

パネルAは、たった50万円しかかかりません。そして、100万円の節電収入や売電収入を手にすることができます。すなわち、50万円が2倍になります(+100%)。総額としての利益は、50万円です。

パネルBは、100万円かかります。パネルAの2倍です。しかし、kW単価が低いため、発電量は2倍とはなりません。160万円分しか発電ができないことがわかりました(+60%)。総額としての利益は、80万円です。

  • 利回りはパネル「A」が大きい
  • 利益総額はパネル「B」が大きい

この2つを比べたときに、どちらを優先するかは人それぞれです

ですが、そもそも「利益」に着目しなければ、この2つは比較することができません。このような場合にも、「kW単価」だけで比較することは向いていません。

ただし、パネルの種類による「設置容量」の差はそこまで大きくありません。そのため、「kW単価」で比べてみても、今あげたケースのように逆転することはあまりありません。

「利益」を計算するにはシミュレーションが必要

この「利益」を計算するには、しっかりとしたシミュレーションが必要です。そして、そのシミュレーションには、非常に高度な設定が求められます。

よくあるシミュレーションでは、あたかも利益を多く見せようとしたり、維持費用を入れなかったり、様々な「嘘」が入り混じっています。

太陽光発電のシミュレーション計算方法」をしっかり学ぶか、信頼のおけるシミュレーションソフトを用いて計算をするようにしましょう。

みんなの太陽光発電では、「他社比較も可能な太陽光発電シミュレーション」を実施しています。私たちのシミュレーションソフトを絶対とすることも危険だとは思いますが、参考にされてはいかがでしょうか。

また、もしも他のサイトのシミュレーションと値が異なる場合には、すべて説明することも可能です。

まとめ:あなたの目的を明確化して選びましょう!

まとめ:あなたの目的を明確化して選びましょう!

太陽光パネルの選びかたをご紹介しました。

  1. 基本となるのは「kW単価」
  2. 合わせて考えたい「信頼性」
  3. 正しく選ぶなら「利益」

あえて繰り返し言うとすれば、何かを購入するうえで「価格」というのはやはり非常に重要な判断基準です。

これは太陽光発電に限った話ではないですが、金額自体が大きい場合はより注意する必要があります。

「高性能パネルだけど価格が高く、結局少し変換効率は低いパネルのほうが費用に対するトータル利益は良かった」「変換効率について勘違いしていて損になってしまった」というケースは非常に多いです。

また、結局はシミュレーションをしてみなければ、そもそもの判断材料が足りないかもしれません。「どのくらい発電するのか」「どのくらい節電できるのか」「どのくらい環境にいいのか」など、見える化をして比較をしてみるのがいいでしょう。

そして、そこでどう判断するかは、最終的には人それぞれです。

「コストと比較して、高い発電量を得たい」、「環境のために、多少価格が高くても環境に良いエネルギーで賄いたい」等、判断基準は様々でしょう。

営業員の勧めるままに決めてしまうのではなく、しっかりとあなたの希望を伝え、またそれに合った提案をしてくれる販売店を探すようにしましょう。そうすれば、後悔のない太陽光発電生活が送れるはずです。

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