【結論】太陽光発電は、70%が損をしますが、90%が得します。

太陽光発電が、結局お得なのか、損なのか、そんな疑問にお答えするシリーズ

【連載企画】太陽光発電が得か損か、シミュレーション開発者が全て解説します

今回は、その結論として、太陽光発電が「多くの人が損する」「多くの人が得する」という、少し矛盾を感じるかもしれない事実をお届けします。

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環境省のデータによると、住宅用太陽光発電は、63%が損をする

住宅用太陽光発電は、70%の人が損をする

まずは、衝撃の事実からです。

過去に週刊誌の記事にも載ったことがありますが、これは、インパクトのある内容を言うために嘘をついているわけではありません。

事実、住宅用太陽光発電の多くは、「損にしかならない」ことを、環境省のデータが示しています。

以下の情報は、全て「再生可能エネルギーに関するゾーニング基礎情報等の整備・公開に関する委託業務報告書」で確認できますので、気になる方はご覧ください。

住宅用太陽光発電の導入ポテンシャル

さて、下のデータをご覧ください。

太陽光発電ポテンシャル
太陽光発電導入ポテンシャルエリア別(環境省)

これは、各エリア別の住宅用太陽光発電導入ポテンシャルです。

つまり、もしも、今ある全ての住宅に太陽光発電を導入した場合、これくらい太陽光発電が導入できるよ。と言っているグラフになります。

そのため、家が多く、かつ屋根が広い地域が、大きい値となります。

東京都は家が多いため、日本の中で最も大きい値になっていることが確認できますね。

そして、この各地域ごとの住宅をすべて集めると、実に

21,269 kW分の太陽光発電が設置できることが示されています。

住宅用太陽光発電を損せずに入れられる量

この資料の優秀なところは、「どれくらい太陽光発電が設置できるか」の他に、「そのうちどらくらいお得になるか」を計算して示しているところです。

太陽光発電が損か得か

もちろん、すべての家に太陽光発電を設置することも可能ではありますが

家によっては、太陽があまり当たらず発電が全然できない家、工事が大変で工事費用を回収できない家、などがあります。

では、環境省が出している、「損せずに太陽光発電がいれられれる住宅の量」はどのくらいでしょうか。

導入可能量
太陽光発電導入ポテンシャルと導入可能量の比較(環境省より弊社作成)

環境省では、3つのシナリオを想定し、それぞれのシナリオごとに「お得な太陽光発電の量」をだしています。

最も厳しい条件では、わずか12%しか「お得にならない」結果であり、最も楽観的な条件でも64%しか「お得にならない」結果としています。

条件の中間となるシナリオ2では、37%しかお得にならない、つまり、63%が損をする結果なのです。

では、環境省は、どのようにこの結果を計算しているのでしょうか?

それがわかれば、損をしない方法がわかるかもしれません。

細かい説明は、先ほどのリンクを見ていただくとして、ここではポイントを解説します。

63%が損をするのは「平均価格」の時

「太陽光発電を導入した時にお得かどうか」

この計算の費用を考えるもととして環境省が使っているのが、

日本の太陽光発電の「平均価格」です。

つまり、高い太陽光発電も、安い太陽光発電もある中で、実際にみんなが導入した平均価格を費用として使っています。

日本全国にいれることを考えるので、平均価格を使うのは至極当然ですね。

逆に言うと、「みんなが入れている価格」では、「63%が損をする」ことがわかります。

太陽光発電をすでに導入している人の中には、業者に言われるがままにした結果、予定よりもお得にならず、むしろ損する結果となった方が大勢いるであろうことを知っておきましょう。

逆に、これらの情報からわかることは、いかに導入費用を抑えるかが重要かということです。

一般論よりも損をする人が多い理由

おそらく、太陽光発電の多くの業者は、「太陽光発電がお得である」ことをアピールしているでしょう。

そして、それは、売り上げのために、誰に対しても行われます。

そのため、太陽光発電の業者側としては、「太陽光が損だというなんてけしからん!」とこの事実を隠している印象があります。

それが、一般的に思われているよりも損をする人が多い理由の1つです。

そしてもう一つ、環境省のデータは都合のいい計算をしていないことが挙げられます。

  • 維持費用を含めて計算している
  • 妥当な発電量で計算している
  • 妥当な電気の価値で計算している

逆に、業者のシミュレーションなどは、なるべくお得になっている情報を見せようと、「費用は少なく」「収益は多く」見せようとする傾向があります。

  • 維持費用を見せない
  • 発電量を多めに見積もる
  • 電気の価値を多めに見積もる

太陽光発電を導入するときには、これらのチェック項目には十分注意するようにしましょう。

平均価格だと損しやすいのは現在でも同じ

この話をすると、いやいや、さっきの情報は過去のデータだから、現在はコストが下がっているから平均価格でもお得だという方がいるかもしれません。

ここの説明は難しいのですが、「平均価格だと損をしやすいのは現在も同じ」というのが結論です。

「平均価格」で導入した場合にもお得な人が増えるのは、「FIT」という制度がなくなってからになります。

FIT価格が決まる仕組みを考えるとその理由はわかるので、気になる方はFITについての記事をご覧ください。

2つのルールさえ守れば、90%以上は得をする

2つのルールさえ守れば、90%以上は得をする

いままで損をする人が多い理由を説明しましたが、続いて、それでも多くの人にとって太陽光発電がお得である理由を説明したいと思います。

一見矛盾するかに思えますが、2つのルールさえ守れば、損をする可能性は格段に下がり、太陽光はお得なものに変わります。

初期費用を下げれば得に

先ほどの環境省の結果は、「(初期)費用が平均の場合」の結果です。

FITやこの環境省のデータも、日本の平均値をもとにすべて考えられています。

もしも平均価格よりずっと安く太陽光発電の費用を抑えられたら、、お得の可能性はぐっと上がります。

事実、先ほどお見せした環境省のデータでの3つのシナリオは、初期費用が違う場合と同じことを表しているのです。

太陽光発電の導入可能量
  • シナリオ1:初期費用が平均よりも高い場合は、12%しか得にならない。
  • シナリオ2:初期費用が平均の場合は、37%しか得にならない。
  • シナリオ3:初期費用が平均よりも低い場合は、64%が得になる。

初期費用が平均よりも安ければ安いだけ、この割合は大きくなります。

さらにもちろん、もともとお得だった人も、初期費用が安くなれば、それだけお得になる金額も変わります。

「90%以上は得をする」

この1つ目の条件が、初期費用を下げることになります。

損をするなら契約しない

続いて、最も重要なポイントは、「損をするかどうかは契約前にわかる」

ということです。

損をする人が過半数というデータは、あくまですべての人が太陽光発電をした場合。

もしも、事前にシミュレーションをして、「得になった人だけが太陽光発電をする」ことにしたら、、

損をする確率はほとんどありません。

そこで重要になるのが、契約前に行うシミュレーションの精度になります。

先ほども少し述べましたが、このような内容のシミュレーショには注意が必要です。

  • 維持費用を見せない
  • 発電量を多めに見積もる
  • 電気の価値を多めに見積もる
 
みんたい君
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まとめると、「90%以上は得をする」2つ目の条件は

シミュレーションを事前にして、損なら契約しない。

になります。

この2つの条件についての詳細は、ほかの記事にまとめますのでご覧ください。

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hammer

まとめ:太陽光発電はお得

太陽光発電はお得

太陽光発電は、お得であり、しかもそのお得さが事前にわかる優れものです。

ただし、平均価格で導入した場合には、損する可能性が高いというのもまた事実です。

この事実を知らない業者もたくさんいますが、再生可能エネルギー業界では常識的な内容ですので、気を付けるようにしましょう。

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