【住宅用太陽光発電】雨漏りトラブルの原因と取りうる対策を徹底解説

住宅用太陽光発電の導入にあたって太陽光パネルを屋根に設置する際、正しい施行が行われていないと、雨漏りが発生する可能性があります。

電気代節約、売電収入、環境に良し、非常用電源とメリットがたくさんの太陽光発電だからこそ、しっかり発生する可能性があるデメリットも認識し、対策しておきたいものです。

この記事では、住宅用太陽光発電における雨漏りトラブルが起きる原因と取りうる対策について解説します。

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雨漏りトラブルが起きる原因

雨漏りトラブルが起きる原因

雨漏りが起きるのをなるべく防ぐには、なぜ雨漏りが起きるのかの原因を知ることから始まります。

どのような原因で雨漏りが発生するのか、それぞれ見ていきましょう。

まずは屋根の構造を知ろう

ところで、屋根はどのような構造になっているかご存知でしょうか。

細かい屋根を構成する部材や部品の名称は100種類以上ありますが、屋根の下地の構造は上図の通りです。

【屋根材】

みなさんが外から見えるいわゆる「屋根」のこと。雨が降った際の一次防水の機能を果たします。

瓦やスレート、金属などの種類があります。

【防水シート】

ルーフィングや下葺き材(したぶきざい)ともいいます。主な原料はアスファルトです。

屋根材がきちんと施工されていても豪雨や横殴りの雨が降ると屋根材のすき間から雨水が侵入してきます。

その場合に防水シートがあることで排水してくれます。

【野地板】

屋根材を支えるための下地板のことです。

厚さは9mmと12mmのものが主流です。

【垂木】

野地板のすぐに下に位置する、屋根の斜面を支える木の棒のことです。

テイガク屋根修理より

断面ではなく、剥がして見ると上図のような構造になっています。

太陽光パネルはどのように設置する?

太陽光パネルを設置する際、パネルを設置するための架台を固定するための金具を野地板と垂木に設置します。

構造上、上から屋根材→防水シート→野地板→垂木となってますから、当然屋根材と防水シートに穴をあけることになります。

つまり屋根に新たな穴をあけるため、雨漏りの可能性が生じるのです。

もともと防水シートに穴は開いている?

ここで勘の鋭い方はお気づきかもしれません。

断面図をもう一度確認すると、屋根材を固定するための釘が垂木・野地板にも刺さっているのがわかります。

もともと屋根材を固定するために防水シートに穴をあけて固定されているのです。

その名称から「防水シート」がメインで水の侵入を防いでくれてると思ってしまいがちですが、防水シートはあくまで補助的な役割で、メインは屋根材が担っています。

つまり、今まで他に存在しなかった穴をあけるわけではなく、防水シートに穴をあけること自体は問題ありません。

防水処理が雑

雨漏りの主な原因は雨水がビズのすき間から侵入することで生じます。

雨水は上図のような経路での侵入が考えられます。

この雨水の経路のすき間を防ぐ役割を担うのが「コーキング」です。

コーキングは展色材(天然油脂,合成油脂,アルキド樹脂など)と鉱物質充填剤(石綿,炭酸カルシウムなど)を混ぜて作られたペースト状のシーリング材のことです。

ソーラーフロンティアより

それぞれの侵入経路に対応したコーキング処理を雑に行ったり、質の悪いコーキング材を使用すると雨漏りに繋がる可能性は高くなります。

瓦屋根の場合

スレート屋根や金属屋根は太陽光パネルを取り付ける際屋根を取り外しませんが、瓦屋根の場合は一度瓦を取り外します。

その後瓦に加工するか、瓦型の金具(支持瓦)と交換します。

問題なのは最後に瓦を元に戻す際に、技術不足からしっかりと元に戻すことができずに隙間などが生じてしまった場合です。

屋根材としての1次防水の機能を最大限発揮できていないため、雨漏りに繋がってしまう可能性があります。

そもそも太陽光発電に不向きな屋根に設置する

これは技術以前の問題ですが、そもそも太陽光発電に適していない屋根なのにも関わらず設置を行ってしまう場合です。

例えば、スレート屋根かつ野地板がバラ板の場合です。

先述の通りスレート屋根の場合は屋根をはがしませんので、バラ板の位置や状況を確認することができません。

するとバラ板のすき間に入ってしまうビスが出てきますので、しっかり固定できずに徐々に緩み、ビスとスレートの間から雨水が侵入してきます。

知っていながら契約欲しさに施行を行う場合もあれば、そもそもこのようなことを知らない可能性もあるため注意が必要です。

雨漏りトラブルをできるだけ防ぐ対策

保証内容の確認は最低限

施工起因による雨漏りについては太陽光パネルのメーカーは原則補償してくれません。

中には保証してくれるメーカーもありますが、製品保証のみの場合がほとんどです。

メーカーは製品の不具合に関する保証であり、雨漏りなどの工事が原因の補償は施工店が行うことになります。

契約前にどこまで保証してくれるのか、どれくらいの期間の保証なのか、事前に確認しておきましょう。

施行会社の信頼性

これまで説明してきたように、太陽光発電における雨漏りは施工店の知識不足や手抜きにより生じる場合が多いです。

その施工店の実績はどうなのか、施工店IDはあるか等のほか、話し方や態度にも姿勢が表れます。

施行の際に声掛けや質問を積極的に行う

施工店がきちんと施工を行うのが当たり前なのですが、面と向かって「お願いします!頼りにしてます!」とお願いされるとなかなか手は抜けないものです。

また、「どうやって雨漏りを防ぐ処理をしているんですか?」と質問すると、知識の確認もできますし、答えた以上は確実にやらなければ、という意識になります。

仕事とはいえやはり職人さんも人ですので、意外と重要です。

設置後のメンテナンス

是非とも行うべきなのが、設置後定期的に点検・メンテナンスを行うことです。

最低限、設置後1年後に初回、その後は4年に1回は行いところです。

コーキングの寿命は10年程度と言われていますので、劣化による雨漏りが発生する前に補強するためにもメンテナンスはかかせません。

設置前のシミュレーションはメンテナンス費用も含めたシミュレーションを利用することも大切です。

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屋根に穴を開けない工法

屋根に穴を開けずに太陽光パネルを設置する方法もいくつかあります。

キャッチ工法や支持瓦工法、シンプルレイエ法等です。

一般的に価格が高いので、それでも屋根に穴を開けない工法が良いという方は施工店に相談してみましょう。

しかし屋根の開けない工法は、屋根が老朽化している場合は危険なので避けましょう。

安心した太陽光発電導入を

ここまで太陽光発電における雨漏りの原因と対策について解説してきました。

信頼できる施工店と、設置者自身の知識、設置後のメンテナンスで防げる場合も多いです。

できる限りの対策を行い、安心した太陽光発電の導入となるようにしましょう。

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